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TRUSTeはマーケティングに利用すべきなんだよ 

update:2009.12.21

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エイドトラストエージェンシー代表取締役社長(高橋彰彦)

×ステックワイアード 取締役 (諸井賀正)

(諸井):エイドトラストエージェンシーさんは、

TRUSTeライセンシー数が一番多い審査機関です。高橋社長と

TRUSTeについて話してみたいと思います。

いきなりですが、不況の昨今の市場の状況はいかがですか?



(高橋): 事業を縮小するので、サイトを閉じる・・・よって更新しないというケースもある

一方で既ライセンシーが新規でサイトを立ち上げるので追加で認証を受けたいという所もある。
ここで新たに認証に取り組む新規企業は減っているのかも知れませんが、不況だから,

コスト削減で認証をやめる といったことはないように思いますが・・

(諸井):そうですね。

(高橋):それから,こういう時期に限ったことではありませんが、
認証に当たって留意すべきは、認証取得にかかるエネルギーやらコストと
取得で得られるメリットのバランスを考えるべきですね。 


プライバシーマークやTRUSTeの取得を考える事業者は、
外部の人から「もってないんですか?」「もっていたほうがいいんですよ」と言われて、
取得しようかなって考え出すことが多いです。

何故、必要なんですかと聞いても、理由は、外部に言われたからとか
「仕事がとれるから」ということもありますが。
プライバシーマークやTRUSTeを取得することで得られる利益と取得にかかるコストと
時間のバランスを考えると、必ずしも得をするケースばかりではないでしょう。


1000万円の売上が見込めるなら、100万円のコストをかけて認証を取得してもいいですが、
コストに見合うだけの仕事をもらえる保証はありません。
認証をとることが経営的に正しいかと考える必要があります。



(諸井):そうですね。認証取得をする際には、時間や費用の負担がかかりますが、
認証を取得するためにビジネスに変化が発生することを認識していないケースが多いと思います。
外部の指導や意見を取り入れて、ルールや方法を変えることは、
ベンチャー企業にとって競争力を奪うことにもなりかねないですね。

(高橋):そう。プライバシーマークも扱っていますが、取得にかかるコストや時間などの労力は、
小規模の会社にはとても大きい。それに比べればTRUSTeは小さいから、
プライバシーマークよりはTRUSTeのほうが向いていますが、
それにしても意気込みが必要になるのを忘れている事業者が多いですね。

それと、逆に。「認証は大変なんでしょう。しっかりしている会社には必要だけど、
自分には無理ですよ。」って必要以上に大変に考える事業者もあります。
プライバシーマークの取得をしようとして、いろいろなことが原因で(笑)やめた方々は、
認証に懲りてしまっていますね。

(諸井):わかります。認証取得の準備をしていて、面倒になって辞めた経験は、トラウマになりますね。

(高橋):会社にすべてあるなら、プライバシーマークも有効ですが、
社員教育ができていないような組織のない会社には、認証は、向いていないんです。

企業は、社長がなんでもしているところからはじまり、人が増えてきて、
いろいろ経験してだんだん組織になっていく。クライアントもTRUSTeを取得してから、
上場するようになるくらい成長してきたところが増えましたよ。


(諸井):はい。当社のクライアントも何社か上場を迎えた会社があります。
たしかにプライバシーマークは、組織がきちんとしていない小規模の会社には、
なんか、ブカブカの服のようにしっくり来ない感じがします。



(高橋):100名、1000名の会社は、組織としてきちんとルールがないといけないので
プライバシーマークがあるといいですけど、4名とか10名くらいの会社ならば、
管理者が目を光らせて管理もできるのとちがいます? 


小規模の会社で、体裁を整えることより「しなければいけないこと」を
わからせるためにTRUSTeを利用するというのは有効ですね。

(諸井):TRUSTeとプライバシーマークを比べられることは、
7年前からありました。ここに来て。プライバシーマークを取得したからTRUSTeをやめるといった例が増えてます。



(高橋):そもそも、TRUSTeとプライバシーマークは別ものだから、
比べること自体が違っているのにね。やはり、TRUSTeはマーケティングに利用すべきなんだよ。
プライバシーマークで、「いい会社なんですよ」と信頼を与えても売上は伸びないけど、TRUSTeは、
「ちゃんとやってますよ」と消費者に伝えることができれば売上をあげることができる。

プライバシー保護は、会社にとって第一優先事項ではないというか、
第三者認証については広告予算を削減するように手をつけられる傾向がありますからね。

(諸井):私もそう思います。プライバシーマークが広がったのは企業の間の取引に
有利だからですが、不況の時代こそ、プロモーションやマーケティングに活用して欲しいですよね。

高橋さまのおっしゃられるとおり、このマークがあるから「いい会社なんですよ」。というよりは、
個人情報の収集内容を利用目的をきちんと明らかにして「ちゃんとやってるでしょ」ってみせるほうが重要ですよね。


だから、本当は、個人情報を集めるキャンペーンサイトには、具体的な利用目的の説明が必要ですが、
企業のHPの個人情報保護方針へのリンクのみというケースが多く見受けられます。
これこそ、個人情報を集めるためにTRUSTeを利用して欲しいのですが、このアイディアは、
マーケティングをする人には伝わらないですね。



(高橋):小さい企業やこれからの企業は何かしないといけないときに
プライバシーマークなんて無理を考えないで、コストも時間も覚悟も小さいTRUSTeを
利用してくれればいいんじゃないでしょうかね。
ただTRUSTeのブランドの内容も見直さないといけないでしょう。

(諸井):はい。TRUSTeは、説明責任を求められる企業にぴったりあっていますし、
外部のルールに振り回されないところもベンチャーの企業に向いていると思います。

 

(高橋):TRUSTeをもっとわかってもらえるといいのにね。がんばってゆきましょう。 





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